在学生・修了生の声(塚田 友梨子さん)
目標実現という未来を見つめて。
自分を試すチャレンジをここから
大学時代は臨床工学技士の資格取得のために勉学していましたが、生体の問題を根本的に解決する研究がしたいと考えるようになりました。私が訪ねた大学院では「分野を変えるのは至難だから…」と否定的な反応。その矢先、JAISTのオープンキャンパスに参加、先輩たちが研究を説明する楽しげな様子や最新の実験装置が印象的でした。そして、研究に必要な専門科目をしっかり学べることを知り、「全員が一からのスタート」という思いで本学を志望しました。
現在の研究室の主テーマはバイオマテリアルで、私は細胞の凍結保存に関して研究しています。両性電解質高分子には細胞の凍結に伴う浸透圧ダメージを抑える機能がありますが、機序はよくわかっていません。私は、その機序を明らかにして新しい凍結保護材料の創製に繋げることをめざしています。
本学の良さは、留学生が多く、語学力や国際感覚が身につくこと、学部生がいない分、先生との距離が近いこと、里山の立地なので日頃は研究、休日は「下界に降りて」友人と遊覧、というふうに生活にメリハリをつけられること。何より、大学時代には見えなかった展望、自分の研究は社会にどう役立つのかが見えるのは励みになります。大学時代とは心機一転、目標を立てて自分を試そうとするなら、本学はきっと歓迎してくれます。
(掲載内容および所属・役職はインタビュー当時(令和元年2月)のものです)
塚田 友梨子 さん
博士後期課程 松村研究室(物質化学領域)