在学生・修了生の声(狩野 千代さん)
JAIST には夢の実現への確かな前進がある。
化粧品を開発する研究者になりたい。私はこの夢をめざし、大学時代は化粧品に関する研究を手がけました。そして、大学院はより充実した研究環境で打ち込みたい、と求めた結果、ベストアンサーがJAISTでした。
本学では、学生自身が実験装置を使うことができ、操作についてはナノテクセンターで指導を受けられます。また、実験に必要な器具が市販品にないような場合、工作棟に注文を出すと作ってもらえます。何より私にとって有難いのは、しっかりとした指導体制です。研究に際しては、学生の自主性を尊重しつつも、先生や先輩方が親身にサポートしてくれます。
JAIST は、娯楽とは無縁の里山(笑)にあり、研究に没頭するには好適な環境です。私は、たまの息抜き日には思い切り遊び、メリハリをつけるようにしています。城下町金沢で散策したり買物したり、冬は近場でスノーボードなども楽しめます。
私の研究テーマは「界面活性剤における泡のレオロジー特性」。泡が流れるときの粘性や弾性を力学的に測定する方法の確立をめざしています。簡単に言えば、泡の触り心地を数値で示すことができるということです。企業との共同研究なのでプレッシャーもありますが、やりがいを感じています。この研究中、新しい発見の見通しがつき、わくわくしています。夢を夢のままで終わらせない、JAIST は夢をかなえるためのチャンスを与えてくれるのです。
(掲載内容および所属・役職はインタビュー当時のものです)
狩野 千代さん
出身/東京工科大学バイオニクス学部
マテリアルサイエンス研究科